『民事再生』とは – 債務整理手続きの基礎知識
2009年10月22日
『民事再生』とは、裁判所を通して、借金を減額した上で分割で弁済する債務整理手続きの方法です。
条件を満たした方は、裁判手続きにより借金を減額した上で、分割で(原則3年間)弁済する手続きをとることができます。
住宅を保持したまま行うことができ、減額後の借金を弁済すれば住宅ローン以外の借金は返済義務が免除されます。
民事再生手続きを利用できる条件
・借金総額が5,000万円以下であること(住宅ローンを除く)
・継続的または反復的に収入を得る見込みがあること
民事再生のメリット
- 条件を満たせば、住宅を手放さずに借金を整理できます。
- 自己破産と違い、資格制限がありません。
民事再生のデメリット
- 信用情報機関に載る(いわゆるブラックリスト)ことになり、5〜7年程度は新たな借り入れができなくなり、クレジットカードを作れなくなります。
- 住宅ローンについては減額することはできません。
- 手続き期間が長期にわたります。(準備から認可まで約8〜10ヵ月かかります。)