大阪なら借りられる?


6月18日に完全施行された改正貸金業法。急にお金を借りれなくなった人がヤミ金に流れる等、(ある程度予想はされていましたが)望ましくない傾向も見られます。

そんな中、大阪府が個人の借入総額を年収の3分の1に制限する総量規制や、上限金利規制を一部緩和する貸金特区の設置を政府に提案する、とのニュースが入ってきました。

構想では

・中小事業者向けの1年内の融資の上限金利を年29.2%に戻す

・借り手の返済能力により、総量規制を超えた無担保融資が可能となる

・借り手は大阪府民でなくてもよい

等となっています。

改正貸金業法については、完全施行まで猶予期間を設けましたが、その間に社会に対する情報の周知徹底がされたとは言えず、目的はともかく、プロセスに問題があったことは間違いがないように思います。

今回の構想がそのまま実現する可能性は低いでしょうが、規制の強化に対する様々な議論のきっかけにはなりそうです。


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